2016年8月18日木曜日

ポタ研2016夏 参加のご報告

さて、ポータブルオーディオでのマニアの祭典、ポタ研!
遂に初参加させて戴きました。

噂には聞いていましたが、各メーカーの実験機やプロトタイプも多く出展され
比較的小規模なイベントと言う事も有り、弊社にはかなり居心地の良い雰囲気の中行われました。



UPG001シリーズ

この製品は、高品位を保ちつつ出来るだけ多くの方に弊社製品を楽しんで戴く為に
新たに導体から新規企画・製作した意欲作です。

STD001は全て手作業で撚り合わせでしたが、今回から機械撚りと手作業の撚りを組みあわせて製作されています。

標準では取り回し改善のため、カラーチューブを省いた仕様になっています。
また導体はSTD001比で1.5倍、それでいて太さは
絶縁被覆を薄く仕上げる事で、10%程細く仕上がっています。

4芯集合している部分には、直販限定でオプションでカラーバリエーション対応のチューブを
被せる事も可能です。

新規導体を採用したモデルになりますので、全く新しい感覚の出音が魅力です。
是非、体験してみて戴きたい仕上がりになっています。

※このモデルは現在、フジヤエービック様で試聴可能です。
興味のある方は、是非聴いてみて下さい。


MASAMUNE+α(アトラクション用イヤホンケーブル)

ポタ研向けに仕上げた、可能な対策は全て行ったイヤホンケーブルになります。
とは言え、前作のMURAKUMOのあまりの取り回しの悪さから反省し、末端処理と加工を比較的(?)
扱いやすくしたモデルとなります。

今回は新規導体を採用し、鮮度感では前作のMURAKUMOを上回る所もあったのではないかと思います。
アンプ側は3.5mm,3極,CIEM2pinとMMCXをそれぞれお持ちしました。

音質はMASAMUNEらしいリファレンス的な音場展開と高い鮮度感を両立させていたのではないかと思います。

mini-mini cable

3極用としては最大線数となる12芯ケーブルをお持ちしました。
線材を従来とは異なる柔軟な線材にし、Viablue社製端子を用いることで実現しました。

あまりの太さと硬さに失笑とネタを提供していましたが
音質に関してはトルク感溢れる魅力に、支持して下さる方が想像以上に多かったように思います。
このフロンティア感が、ポタ研の最大の魅力に思えました。

6芯ケーブルも修理・補強を行い、再度お持ちし
無事皆様に聴いて戴く事が出来ました。

STD001-HPケーブル

こちらは新規導体を採用しつつ、ヘッドフォンリケーブル向けに
仕様を変え、ケーブルスライダーを追加したモデルです。

ヘッドフォンリケーブルの中でも、業界最大レベルの導体量を誇り
質感の高い低域が魅力ではないかと思います。

取り回しも改善しており、今話題のTribute7にも対応しております。
今後様々な端子と仕様に対応させる予定です。


御礼

弊社ブースにお立ち寄りいただきましたお客様には心から御礼申し上げます。
次回以降もまた様々な新鮮なネタを取り揃え、皆様にお越し戴き
楽しんで戴けばと思います。


今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

2016年8月6日土曜日

ポタフェス 2016 秋葉原参加のご報告

先日、秋葉原で開催されましたポタフェス2016に初参加させて戴きました。

秋葉原が会場で、とても目立つ場所で開催されるイベントでしたので
個人的に以前から、何度も足を運んでいました。
出展としては初めての参加ですが、不安よりも楽しみの方が
勝る心持ちで臨ませて戴きました。


全体の感想

弊社のポタフェス参加は今回が初めてで、
地下会場での展示となりました。

会場の天井が高く、多くのお客様が一度に来場されても通路にある程度余裕があり
比較的快適な環境で、二日間を過ごすことが出来ました。

途中、実験機のトラブルが起こったために
修正工具を買い求めに外出しましたが、さすがは秋葉原で
すぐ買いに揃えることが出来ました。

やはりポータブル系イベントは若い方が大多数を占め、
何より女性も多くご来場されている点は驚きです。
物珍しさから足を止められるお客様から、意欲的に試聴をされるお客様
購入前提で真剣に試聴される方まで、幅広くいらっしゃいました。

機材もお客様により様々で、DAP一台で試聴される方から
iPhoneで圧縮音源にて試される方、AK380にAMPを組みあわせたド級ポータブルシステムまで
こちらも様々な方がいらっしゃいました。
ご意見・ご要望も多く戴き、これだけでも参加した甲斐があると感じました。


弊社ブースにいらしたお客様の傾向
A&K社AK380を日常的にお使いの方々(相変わらずの高Copper率)と、
今回はAK120IIや240も多く見掛け、兎に角AKファンの多さを感じました。

弊社ではAK320を用意したのですが、不思議とAK300と320をお持ちの方は
余り見掛けませんでした。お好みの差なのかも知れません。

ヘッドフォン試聴では、各社のハイエンド機を持ち込まれ
なかなかリケーブルが登場していないモデルをお見せ戴きました。
特殊な端子は、安定した供給ルートを得る事が課題ではありますが
今後も、出来うる限り幅広く対応させていきたいと思います。


※各製品の感想など

mini-mini ケーブル

弊社のポータブル製品第一号になります。
今回も全種類お持ちし、その場で比較試聴して戴きました。

新しくL字型6cmモデルも全機種御用意致しました。
用途に合わせて短くする事で、コストも抑えたモデルになっております。

他にも3.5mm2極から3.5mm4極のデジタル接続用同軸ストレートタイプや
3.5mm to RCA等もお持ちしました。
また、お客様お持ち込みの機器でHUGOとの接続に問題がある事が判明したため、
イベント終了後に改良し、現在は解決しております。

そして問題児、8芯のmini-miniケーブルをお持ちしましたが
皆様の反応は、笑い半分、音に感心と言った所ではなかったかと思います。

こちらは無理が祟って使用途中で敢え無く昇天(おそらくショート)してしまいました。
プラグの内径に無理があったようです…。
こちら2週間後のポタ研には大径に対応した端子に変更し更に補強した対策品を展示いたしました。

次回はポタ研についてお話しします。